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長崎を上演する

上演会①(2013.9) 上演会②(2014.3) 上演会③(2014.8) 上演会④(2015.3)総集編(2015.8) 愛知公演(2016.3) メディア掲載情報



マレビトの会は、「ヒロシマ―ナガサキ」シリーズ(2009-2010)、『マレビト・ライブ N市民―緑下家の物語』(2011)、『アンティゴネーへの旅の記録とその上演』(2012)といった近年の一連の作品を経て、2013年度から、長期的な演劇プロジェクトに取り組んでいます。

このプロジェクトでは、複数の作者によってひとつの都市をテーマに戯曲を書き、その上演を行うことを繰り返します。長崎、広島、福島をテーマに、現地取材、戯曲執筆、舞台上演を複数年にまたがって継続して行うことで、被爆都市として語られる大文字の歴史ではなく、それぞれの都市の日常に流れる時間や内在するドラマを戯曲として抽出し、舞台空間に立ち上げようとする試みです。2013年度からは、長崎をテーマに、取材、執筆、上演を行ってきました。2015年8月には7名の作者が執筆してきた戯曲20本(上演時間約7時間)を総集編として3日間にわたり上演しました。

以降、福島、広島へと対象を移し、プロジェクトを継続して行く予定です。複数の作者の視点で書かれた戯曲の断片から構成される本作は、直ちに了解できる物語化されたものではなく、素描画が線や明暗によって像を現すように、観客が俳優の行動の断片を読み取ることによって生成されることでしょう。